マーケティングにオープンデータを活用する
マーケティングにオープンデータを活用する

マーケティングにオープンデータを活用する

概要

10月28日、29日の両日に開催された「珠玉の10分×凄腕100人 絶対に見逃せないデジタルマーケティング人材育成セミナー」に長目の小川が登壇させていただきました。

当日は、2番手として「マーケティングにオープンデータを活用する」というタイトルでLTさせていただきました。あの有名な小川卓さんのつぎということで、緊張しました。とりあえず、私の番でお客さんが減らないでくれたら成功・・・と思ってプレゼンさせていただきました。

目視確認では多分減っていなかったの、成功と言えます。

LTでお伝えしたかったことは、次の通りです。

  • 2020年代に入り環境変化が激しい
  • 企業としては環境変化を自社に優位に活かしたい
  • オープンデータなどでうまく変化を捉え、新たな価値を生み出しましょう。

そのようなお話と共に、ではどのような使えるデータがあるかにも触れました。

(当日の資料は記事の最後にございます。)

クイズ

私のtalkの定番なクイズとその答えからスタートしました。

今回の場合、先にトークの紹介サイトが作られていたので、そこに「日本の人口の1年の変化(何人増減)したでしょう?」という問いかけを書いておきました。

その答えは・・・70.4万人の減少でした。この数は日本の総人口1.25億人から考えると少なく感じられますが、下の図のように小さめの都道府県一つ分の人口が失われているとみると、かなりインパクトがあるように感じられます。

以前、私が別の場所でクイズとして出したときは、鳥取県の人口よりも少し多いくらいでしたが、減少ペースが加速しているようです。ちなみに、2017年の推計によると年間の人口減少幅は90万人くらいで横ばいになるようですが、それが長く継続するみたいです。

人口が増加するのが当たり前だった世界から減少する世界に変わった日本。これは環境の大きな変化と言えます。

最近の外部環境の激しい変化

次に、別の側面から変化を捉えました。

ドル円と企業物価指数です。どちらも、2000年代の落ち着きから、2020年以降、大きく変化しています。左のグラフは2000年から2020年、右のグラフは2000年から2022年のグラフ(2020年以降は色を変えた)です。

外部環境の激しい時代の経営に必須なオープンデータ

このように、環境変化の激しい時代に変化しました。このような時に、勘に頼っていては変化に飲み込まれ、経営の継続が難しくなる確率が上がります。

企業を強くするためには、時代の変化をうまくとらえ、ビジネスチャンスにしなければいけません。

それに有効なツールがオープンデータです。

時代の変化をつかむために使えるオープンデータ

オープンデータ

オープンデータの定義は言語化するのは難しいですが、今回はwikipediaより引用しました

「オープンデータとは、自由に使えて再利用もでき、かつ誰でも再配布できるようなデータのことだ。従うべき決まりは、せいぜい「作者のクレジットを残す」あるいは「同じ条件で配布する」程度である」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF

オープンデータの提供元としては、政府・企業・教育機関などなどあるのですが、今回は日本政府の出しているデータ3つを紹介いたしました。

家計調査

家計調査は総務省が出す、日本の家計の支出や貯蓄・負債などを毎月調査したデータです。

このデータを使うと貯蓄が100万円の家計と、2000万円以上の家計の支出傾向の違いや、ある商品への支出の時系列データなどが確認できます。

時系列でみる場合は、季節により数値がぶれるので、季節調整するなどデータを加工する必要があります。

パソコン購入の時系列データと季節調整値

そのほか、プリンとまんじゅう、家計の消費額が多いのはどちらか?なんてことも調べられます。

人流1kmメッシュデータ

次に紹介するのはG空間情報センターのサイトにある、人流1kmメッシュデータです。

このデータは日本中の1kmメッシュの人流データを、2019年1月から2021年12月までの間を各月で見ることができます。

イベントで使っていた、京都の2019年1月と2021年1月のデータが下にあります(マウスでグラフの拡大などができるので、気になる部分を拡大してみてください!)。

上のグラフは暗いと人流が少なく、黄色くなると人流が多い地点となります。2019→2021だとかなり人流が減っていることなどが分かります。

ちなみに上のグラフでもっとも人が多い部分の中心点が、プレゼン時もお見せしたように34.9875, 135.7563の地点となります。ここをプロットすると、京都駅付近ということが分かります。

オープンデータでこのようなデータが使えるのは驚きです。弊社でも様々なところで使ってみようと考えている一方で、このデータが継続的に更新されるか?という点が分かっていないので、その辺り組み込むべきかを今考えているところです。一応、G空間情報センターに質問を出してみましたが、まだ回答は得られていません。

神戸市地下鉄乗車数データ

最後に紹介するのは神戸市地下鉄乗車数データです。このデータは日々の市営地下鉄三宮、西神中央駅の乗車数を記録したものです。2019年1月1日から2022年3月30日のデータがあります。

日々のデータなので、かなり凹凸のあるものとなります(左)。それを7日で季節調整したものが右側のグラフです。

データの利活用とオープンデータ

企業でもデータを活用しようという機運があるものの、データを整備して使える企業というのはごく少数のようです。

これから整備してということも必要ですが、環境の変化を自社のチャンスに変えるため、オープンデータを使いながら、各種データを揃えることが企業にとって必要なことです。

最後に、鏡の国のアリスの赤の女王の言葉で締めました。

ここではだね、同じ場所にとどまるだけで、もう必死で走らなきゃいけないんだよ。そしてどっかよそに行くつもりなら、せめてその倍の速さで走らないとね!

翻訳:山形浩生 https://www.genpaku.org/alice02/alice02j.html CC BY-SA 2.1 JP

オープンデータの活用に関してのご相談は長目までお気軽にお問い合わせください。

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