景気・物価上昇・ウクライナ
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Chomoku Weekly Letter: week2

このレターでは、経済・テクノロジー・文化・環境で気になったニュースを毎週取り上げ、コメントします。

今週のピックアップしたい点は次の三点です。

  • 米国の経済指標:雇用統計は好調な雇用環境を示し、消費者物価指数(CPI)は前年比+7.5%と40年ぶりの伸び率となった。一方インフレを反映して、消費者のセンチメントは悪化、バイデン政権の支持率も低下
  • 日本でも商品の値上げは多く見られる。インフレ見通しから金利も上昇する傾向にあったが、日銀が3年7か月ぶりの指値オペで金利を抑えに行った。
  • ロシアのウクライナ侵攻が、オリンピック閉幕を待たずに行われる可能性。資産市場では、原油高・株安の動き。

今週のコメント

今週は、文化的な動きとしては、北京オリンピックが始まり、スノーボードの平野選手やジャンプの小林選手の金メダル獲得など、日本選手の活躍が報道されました。

経済・政治は、ロシアのウクライナ侵攻の動向により緊張感が増しています。それに加えて、国際的にモノの価格が給与を上回るペースで上昇しており、スタグフレーションの可能性も示唆されます。

スタグフレーション

スタグフレーションとは景気後退下の物価上昇を指します。それが起こるとどうなるかを少し考えてみましょう。

月の収入が30万円(税金や保険・年金控除後)だったとして、これまで食費は5万円、家賃が10万円だったとします。すると、他のものに使えるお金は15万円となります。

景気が悪化して、月の収入が25万円になったとします。しかし、モノの価格の上昇の影響で、食費は10万円、家賃が15万円、ほかに使えるお金はありません。少し極端ですが、このようなことが起こるのがスタグフレーションです。

難しいかじ取り

そのため、中央銀行としては物価上昇が起こっているものの、経済を悪化させないで(人々の収入を落とさないで)それに対処する必要があります。そのため、シンプルに量的緩和を終え、金利を引き上げるという行動に移れなくなっています。

融資額は過去最高

今週のニュースで、1月の日本の金融機関の貸出残高が過去最高という報道がありました。他国もコロナの影響で、似たような状況となっています。そのため、金利が上がると返済額が増加、支出が減少するという悪循環も見えてきます。

先の事例だと、家賃が融資の返済に変わったというイメージでしょう。

そのため、シンプルに金利を引き上げというのも難しいわけです。

ロイターの記事にある、ラガルド総裁のコメントが、ここまで書いた環境をうまくまとめてくれています。

「現在の問題のいずれも解決しないだろう。逆に今急いで行動すれば、景気回復がかなり弱まり、雇用を脅かす可能性がある」

注目すべきは米国の動向

ぐるっと回って、このような環境をどう観察すべきかというのは、やはり現在の基軸通貨であるドルの動向をじっくり見るというのが、ポイントとなります。

市場のFEDの政策見通しを知るには、CMEのFEDWATCH TOOLを使うと良いです。これで3月を見ると50bpsの引き上げを見込んでいるということが分かります。

https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html

この辺りと、各種ニュースをフォローするというのが、ひとまずは重要となってきそうです。

資金をどうすべきか?

なんか色々起こっていることは分かったが、資金をどうすればよいのか?と思われるかもしれません。

簡単にわかれば苦労しないというのが結論だったりするのですが、ニュースなどを見ているとヒントは落ちています。

今週の注目記事にあげた「アングル:物価連動債、インフレで人気急上昇 専門人材獲得競争も」というきじでは、物価連動債が話題になっています。このあたりを狙っている人が多くなっているようです。

一方で、資産管理というのは複数のシナリオに対応できるように作っておくべきというのが定番です。これ以外に何を入れるか?その辺りはぜひ長目にお問い合わせください。

まとめ

最初から2回続けて、物価上昇をとりあげました。

ニュースのヘッドラインでもあるようにここ40年なかった現象だけに、企業はどのように資産を配分するかなどを考える必要性に迫られると思います。現状、企業は預金が多くなっているます。

ちょっと緩めの話をしておくと、次週、弊社でオンラインイベントを行います。タイトルは「メタバースでNFTを投げ合おう!」となっています。今回から、ZOOMから旧facebookの運営するhorizon Workroomsを使って、イベントを行います。これまでの平面的な感じでなく、少し交流がしやすくなるかなと思っています。内容はEthereumのアカウントを作成したあと、弊社のNFTをそのアカウントに紐づけたりするものです。

バズワード過ぎてちょっと集まりが悪くなっていますが、WEB3、NFTなど体験してみたい方は是非ご参加ください。

2月18日 18時から19時半まで 長目主催 「メタバースでNFTを投げ合おう!」 申し込み

その他、弊社小川は来週は、火曜日に同様の内容を「使って分かるweb3.0」というイベントで行ったり、スタートパイソンクラブさんでNFTの取り組みについてLTしたり、はんなりPythonでプログラミング環境をみんなで作成したりと、登壇(ZOOMなどからですが)が多くなっております。

気になるイベントがあったら是非ご参加ください!

2月15日 19時から: 「使ってわかる web3.0」 申し込み

2月17日 19時から: みんなのPython勉強会 「Pythonistaでも気になるNFTをこっそり学ぼう!」 申し込み

2月18日 21時から: はんなりPython 【初心者も】Python3.10の環境を作って使うハンズオン【達人も】 申し込み

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  • コラム:インフレに弱いアマゾンの構造、衰える「稼ぐ力」
  • https://jp.reuters.com/article/amazon-com-results-breakingviews-idJPKBN2K905H
  • 地銀で急増、仕組み債 ノックインで元本割れも 金融庁が問題視
    • https://www.asahi.com/articles/ASQ1T5SJFQ1NULFA00K.html
    • 20年前からある問題ですが、なかなか終わりません。仕組債というのは債券ありません。こういうのを債券といって売るのはなぁと思いますが、一方でうまく利用できると思って失敗したなら仕方がないところですね。

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