概要
2021年10月1日金曜日の12時から13時に、「入門編!Pythonで位置データの分析を体験しよう」というタイトルのイベントを開催しました。合同会社長目の初のハンズオン的なイベントということでどうなるかと思いましたが、ふたを開けると多くの方に参加していただけました。ご参加いただいた方ありがとうございました。
当日は、以前Python Kansaiにてご登壇いただいた古崎先生のレポートに使われていた、GPS trajectory linked data projectのリポジトリにあるデータを使わせていただきました。データ自体は10人くらいの人の何日かの行動を記録したもので、中々ないデータなのでこれだけで楽しそうと前から目をつけていたものでした。
実際のコードはいつも通り、Google Colabを使って動かし解説するというスタイルでした。
Zoomの参加者を見ていると、離脱はなかったのでそれなりに関心を持って見ていただけたのかなと思いました。
当日の資料は次の通りです。
概要解説: スライド
コードなど: コラボ
当日内容
当日の内容は次のような流れでした。
データの取得
はじめは位置データを準備して行おうかと思っていましたが、データの取得・整形もちょっと知ってもらえると良いということから、データの取得を実際に行いました。
データはCSVファイルで置いてあり、規則性をもったファイル名になっていることから、for文で回してURLを作ってからpandasのread_csv関数を活用してデータを取得しました。そして、各個人が分かりやすいように、名前欄を作り、活用データ以外は落としました。あとある程度ざっくりとで良いので、時間おきの各個人の行動が見れるようにしたいということから、30分おきのデータとしました。
そして、位置データをshapelyのPOINTにして、DataFrameをGeoDataFrameに変換し、CRSをEPSG:4326に設定しました。

続いて、気になる行動を探していきました。可視化にはfoliumを使っています。
全員の行動を観察したり、

一人の人の一日の行動を見たり、

全員の1日の行動をヒートマップで見たり

ある時点の各個人の位置と速度を見たり

可視化した後は、CRSを変更して、各個人の移動距離を比較しました。

まとめ
以上のような初イベントでした。
1時間という枠内でというのはきつかったですが、案外すっきりとコンテンツは時間内に収まりました。
アンケートを見させていただいていても、ZOOMの参加数を観察していても、まぁ内容的には良かったのかなぁと思っています。
アンケートでいただいたご意見は、これからできそうなものはブログで対応させていただこうと思っています。
イベントに関しては次回も立てているので、ぽちっとしていただけると嬉しいです!
合同会社長目では、DXのお手伝いやDX人材のお手伝いをしています。こちらもよろしくお願いします。