
暑い。ということで、7月半ばとなりました。はやい。
少し前、遠方から来られた学生の方と話していると「京都は自転車乗れないので、ちょっと出るのもバスに乗ったりしないといけないですねー」と言われました。
京都では自転車に乗れない???お話をお伺いしていると、理由は次の2つでした。
- 駐輪所がない
- そのため、自転車を路上に置いていると、持って行かれる
わたしもちょうど、刀削麺を食べていたら自転車を持って行かれた頃でした。「たしかにそうだよね~」と話は盛り上がりました。
時は過ぎ、ちょっとこのことが気になったので、駐輪場のオープンデータを探してみました。
駐輪場のオープンデータ
駐輪場のデータはリンク先の京都市のオープンデータのサイトにありました。今回はこちらにある令和2年6月末のデータを活用しました。
データを見る
さて、データを取得したあとすぐに行うのは、可視化です。
可視化すると、元データの入力ミスなどがあるかどうかすぐにわかります。
今回の場合、可視化したものが下の地図になります。

京都の駐輪場のデータのはずが、トルコもしくはウクライナ辺りに、駐輪場が2つあることが分かります。
というわけで、元データにミスがあることに気づきました。京都市の統計データを扱う部署にお知らせさせていただいたところ、修正しておくとの回答をいただきました。ありがとうございます。
データの可視化は、「データを取得したあとすぐに」というのは忘れがちですが、重要なポイントです。
分析を進めて加工したデータだと、データの間違いに気づきにくいということがよくあります。あと、分析がかなり進んだ段階だと、工程を確認しながら戻らないといけなくなります。そのため、元データの確認は初めに行いましょう。
あとデータを作成する際も、データを作成して終わりでなく、可視化して確認を忘れないようにしましょう。
ミスを直して再び可視化
さて、上の入力ミスは、単純な経度緯度の入力が逆になっていただけなので、自分のデータはそのように処理して、駐輪場のデータを再び見てみました。
まずは、駐輪場の個数を可視化しました。
このグラフは色が明るいほど量が多いことを示します。中心部ほど明るくなっており、戸数が多いことが分かります。

地図を拡大してみると、三条通から四条通に駐輪場が多いことが分かります。この辺りは予想通りでしょうか。

続いて、停められる台数を地図にプロットしてみました。
色が薄い場所が止められる台数が多い場所なのですが、肌色なところは岩倉、出町柳、山科と郊外となっています。

まとめ
という感じで、京都市の駐輪場のデータを観察してみました。これを見ていて駐車場とかどうなっているのかな?と思ったので、次はこのデータに駐車場のデータも重ねてみようかと思います。
あと、地下鉄の駅の場所なども加えると面白いでしょうか?いろいろデータを加えてやってみたいところです。
仕事で位置データを扱うご相談はお問い合わせからよろしくお願いいたします。