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ビーストの中で輝くトランプ大統領(動画のキャプチャーなので画像が悪い・・) |
大阪でのG20をちょっと見に行きました
先週末、大阪でG20が開かれました。用事があり大阪に行っていた私は空き時間を使って、世界の首脳が集まる晩餐会の会場である大阪城の迎賓館の前の大通りに、その首脳たちの入っていく姿を一目見ようと、会場近くに行きました。かなり多くの人たちが来られていました。政治経済に関心のある人なら一度は見たい光景ですよね。
私の目当てはトランプ大統領でした。噂のビースト(アメリカ大統領の乗る車)はどれほど大きいのか?それを見てみたいなと思いました。6時ごろ会場に着いたのですが、結局トランプ大統領の車の姿が見えたのは7時半くらいでした。
長時間待ち、辺りは既に暗くなっていました。近くの人たちと話していると、トランプ大統領がどのようなパフォーマンスを見せてくれるんだろうという話題が聞かれました。何かやってくれるものなのか?私が疑問に思っていると、トランプ大統領はなんと、社内の電気をつけて自分の姿が見えるようにしていました。選挙に関係ない日本でもこれほどのサービス精神を見せてくれるのか!私はパフォーマンスを期待されることなどありませんが、そのような精神は見習いたいなと思いました。
今回のサプライズのトランプ大統領の支持率への影響は?
さて、そのあともっとサプライズがありました。トランプ大統領がツイッターで北朝鮮の金正恩委員長に会おうと声をかけて、何と会うことになりました。恐るべしツイッター外交・・・
ニュースではトランプ大統領と金委員長が北朝鮮領内を歩く姿が映し出されました。昨年のG20を思い出すと、カナダで行われ、トランプ大統領は色々な人ともめた後、シンガポールに行って金委員長と会いました。よく考えると同じパターンなのですが、今回の方がインパクトのある出来事でした。
さて、それではトランプ大統領の支持率に今回の訪問はどのように影響したのでしょうか?米国ではラスムッセンレポートというところが、日々のトランプ大統領の支持率のデータを発表しています。
それを見ると週末前には-1ポイントだったのですが、週明けの-7ポイントと低下していました。中国との貿易戦争の一時中断もあったので、その影響も考慮しないといけませんが、それほど、今回のパフォーマンスは受けなかったようです。
ラスムッセン支持率観察アプリ
さてこのように継続的に発表されている数値がありながら、ラスムッセンのサイトのようにテーブルデータで表示されていると、足元の動きは分かりやすいものの、当選からの流れなんかはつかむことができません。そこで、グラフ化したものが下のアプリケーションです。
(アプリへの直接リンクは https://chomoku.herokuapp.com/trump-index)
トランプ大統領就任来の数値がすべて並んでいるので、直近の数値が見難いと思われるかもしれませんが、その際にはマウスなどでグラフを拡大していただけます。このようにデータがある場合、グラフにするだけでも、データの理解につながります。
直近の経済情勢
トランプ大統領の言動に振り回され、世界はバランスを失い始めているように見えます。世間の雰囲気もちょっとしたことで波風が立つ感じで少しギスギスした雰囲気がうかがえます。その辺りはトランプ大統領のせいというよりは、そういう環境がトランプ大統領を生んだといえます。
世界の負債はリーマンショック後も膨らみ続けており、その辺りの観察もしっかりとしておきたいところです。